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トヨタ産業技術記念館で感じた「モノづくりの原点」と建築への想い

こんにちは。
工事部のNです。
先日、「トヨタ産業技術記念館」を訪れましたので、紹介したいと思います。
自動車のイメージが強いトヨタですが、ここではその原点とも言える「紡績技術」の歴史に触れることができました。

館内に入ると、綿を糸へ変える工程が、時代とともにどのように効率化されていったのか。
手作業から始まり、やがて自動織機へと進化していく過程を実際の機械で見学する事が出来ました。
糸が規則正しく織り上がっていく様子は思わず見入ってしまい感動を覚えます。

そして、目に飛び込んでくるのは、明治時代から昭和初期にかけて活躍した織機の数々。
中でも現豊田章夫会長の曽祖父である佐吉が発明した「自動織機」は圧巻でした。
糸が切れると自動で止まり、無駄を省くその仕組みは、まさに“考える機械”。
当時の日本の技術力の高さと、佐吉の創意工夫に胸が熱くなりました。

展示だけでなく、実演もあり、機械が動く様子を間近で見ることができます。
ガシャン、ガシャンと音を立てて動く織機の迫力に、思わず時間を忘れて見入ってしまいました。
豊田佐吉の「モノづくりへの情熱」は、今のトヨタグループの精神にも受け継がれていると感じます。
彼の「人のために役立つものを作りたい」という思いが、技術革新の原動力となり、世界に誇る企業へと成長したのだと思うと、感慨深いものがあります。


佐吉の発明への情熱と、社会に貢献しようとする姿勢は、今の時代にも通じる普遍的な価値を持っていると感じます。
技術の進歩はもちろんですが、それを支える「人の思い」に触れられる場所。
トヨタ産業技術記念館は、技術者だけでなく、すべての人にとって学びと感動のある空間であると思います。
展示を通して、単なる技術の進化だけでなく、「モノづくりの楽しさ」や「創意工夫の精神」に触れることができました。
これは、私が携わっている建築の世界にも通じるものです。

建築もまた、素材を選び、使い勝手を考え、人の暮らしを支える空間を創造するという、まさに“モノづくり”の連続です。
現代では、効率化や分業が進み、1からモノを作る機会が少なくなってきました。
しかし、今回の訪問を通じて、改めて「自分の手で何かを生み出すことの喜び」や「社会に貢献するという実感」を得ることができました。
モノづくりの原点に立ち返ることで、技術者としての誇りや使命感を再確認することができた、そんな貴重な時間でした。



