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万博一人旅

こんにちは。
先日お客様センターのDさんが万博のことをブログにされていました。
私も度々行っていまして、これまで家族と5回ほど参加しています。
今回は妻と子供たちが、田舎に帰省したので、久しぶりの一人の休日、ということで、一人でパビリオン事前予約なしの状態で万博に参加したので、そのことを書きたいと思います。
Dさんも書かれていますが、私も万博参加経路のおすすめは断然P&Rです。
しかもここで当日の万博をどこまで楽しめるか、ということが決まると言っても過言ではありません。
P&Rは、通常の万博予約サイトとは別のP&R予約サイトで予約する必要があります。
早い時間帯は+500円になりますが、それでも早い時間帯を予約すべきです。
この予約する時間が実は一番大事です。
P&Rで万博に向かうと、実はP&R優先レーンに並ぶことができます。
そしてここがP&R予約の時間の方が万博の入場予約時間よりも重要というポイントなのですが、実はこの優先レーンでは入場時間が9:00と10:00予約の方は混じって並ぶことになります。
9:00予約はなかなか取れないのですが、10:00さえ予約していれば9:00過ぎには入場できるのです。
今回の万博は並ばない万博を謳いながらも、やはり人気のパビリオンは並びます。
こうしたテクニックを使って早めに入場しましょう。
今回私が目指すのは落合洋一さんがプロデュースしたnull²。
7日前予約などでも取れない超人気パビリオンです。
実はこのパビリオンは朝一の時間帯など限られたタイミングだけ、予約なしで入ることができます。
まずは朝一でnull²に向かいます。
この時点でもイタリア館などはすでに行列ができていました。
無事にnull²に並ぶことができました。
不気味な重低音を鳴り響かせ、表面がうねる、この万博一と言ってもいいくらい奇抜なデザインのパビリオンです。
ちなみにこのパビリオンのプロデューサーである落合さんは、よくこのパビリオンに出没することが多いそうです。
私も並んでいる最中に落合さんをたびたび見かけました。
念願のパビリオンで、ノイズとデジタルと鏡で構成されるアートは圧巻でした。
是非皆さんも体験してみてください。
さて、並んでいる最中もやることはあります。
当日予約をとることです。
シグネチャーパビリオンはキャンセル待ちをすることもできます。
スマホをひたすらリロードし、空いたパビリオンがあるときは素早く予約。
今回は田舎に帰省中の妻のサポートもあり、タイミングよくnull²を出た直後の予約でいのちの未来パビリオンの予約を取ることができました。
いのちの象徴としての「水」と「渚」をモチーフにした、屋上から水が流れ落ちる黒い塊のようなパビリオンです。
いのちの未来パビリオンはマツコデラックスさんのアンドロイドなどの一部展示が有名になっているようですが、人間の記憶と身体性に深く考えさせられ、人によっては涙を流すようなパビリオンでした。
香りなどにもこだわっておられ、出口ではその香水も売っていました。
次は中国館です。
この時間帯はまだそこまで混んでいません。
竹簡を基にデザインされた印象的な外観でとてもかっこいいですよね。
顔真卿の書物や古代の発掘品など伝統的なものから、現代最先端のデジタルを利用した社会像の展示まで見ることができます。
私が驚いたのは展示のディスプレーです。
一見普通の展示ケースのように見えるのですが、実はタッチパネルにもなっていまして、ケースの表面を触ると説明書きが出たり、3Dモデルで立体的に眺めることができます。
中国4千年の歴史とそれを展示する最先端の技術の同居にただただ圧倒されました。
ここでランチタイム。
家族といるときはどこかパビリオンのレストランに入るのですが、今回は私一人なので手っ取り早くテイクアウトで済ませます。
向かったのはイタリア館。
ここではレストランもあるのですが、それとは別にテイクアウトの屋台があります。
屋台はカフェ&ジェラートとフードの二種類あります。
並び間違いには注意してください。
私は二種類の屋台があることを知らなかったので、しばらくカフェ&ジェラートの方に並んでいました。
屋台にはピザやサンドイッチ、ドーナッツがあります。
とても美味しくて、並ぶ価値はあると思いました。
12時過ぎになったので、12時入場の方も増えてきました。
ここから並ぶパビリオンを厳選していかねばなりません。
人気のパビリオンは入場規制などもかかってきだして、並ぶこともできないパビリオンも出てきます。
私が目星をつけていたオーストリア館やブラジル館も入場規制になっていました。
そこで次に向かったのはチェコ館です。
木とガラスの螺旋で構成された美しいパビリオンです。
チェコ館のレストランは素晴らしく、日本人の舌にあうような料理と、大容量の冷えたビールが魅力です。
何度かこのレストランに入っていたのですが、今回はパビリオンの方へ。
チェコ館ではチェコの現代美術家たちの作品を眺めながら屋上へと進みます。
屋上からは万博会場内が一望できます。
そしてここにもレストランがありました。
今回はすでにランチを済ませていましたし、帰りの車の運転もありましたので、寄るのは断念しました。
そろそろ混雑がひどくなってきていたので、どこに入ろうか会場内を散歩します。
途中でバーレーン館の前で謎の屋台を見つけたので寄ってみました。
赤い液体でバーレーンジュースという飲み物。
ちょうど暑くてのどが渇いていたので、購入します。
調べてみるとザクロのジュースということです。
甘酸っぱい味がします。
こういう日本では見かけないものに出会えて体験できるのが万博の良さですよね。
暑さにダウンしそうになってきたので、帰ろうか考えていると、なんと予約なし・行列なしですぐに入れます、というパビリオンが。
アラブ首長国連邦館でした。
大地から天空へ、をテーマにした巨大なナツメヤシの柱が天井まで聳え立つ異国情緒たっぷりのパビリオンでした。
ちょっと涼みに寄ったのですが、思わず時間を忘れて見入ってしまうような展示内容でした。
15時前ですが、そろそろ退散することにしました。
西口ゲート前の神戸養蜂場さんで巣蜜ソフトクリームを食べてから帰ります。
本当は蜂蜜入りビールに惹かれたのですが、ぐっと我慢。
ここで私の一人万博は終わりです。
9時~15時で5つのパビリオンを楽しむことができました。
万博の人気も高まってきており、目当てのパビリオンの予約を取ることが非常に難しくなってきています。
それでも予約なしで行けば、いろんな出会いが待っています。
大屋根リングの荘厳さや、スタッフの方々の熱心さ、異国の料理など行ってみないと分からないことがたくさんあります。
もしまだ未参加の方がいらっしゃれば、ぜひ一度行かれることをお勧めします。