その他

から

から

工事部のOです。

 

未だ暑い日が続いています。

皆さん体調はいかがでしょうか。

コロナウイルスの脅威が続き、休日を自宅で過ごす事が多くなりました。

 

少し前の話ですが、子供たちの気分転換をする為に、家族で公園へ出かけました。

公園の隅を歩いていると、樹木の下の地面に1cmほどの穴が無数に開いていました。

「あー、子供の頃によく見かけた穴だなーぁ。」

と、樹木の枝を見上げると、地面の穴と同様、無数の蝉の抜け殻に目が行き、子供の頃に蝉の幼虫が羽化する場面を見た事を思い出しました。

 

しばらく公園で遊び、自宅へ戻ると妻から、

「蝉の幼虫が羽化する場面を子供たちへ見せてあげてはどう?!

19時~22時頃に地面から出てくるらしいよ。」

と、言われました。

 

私は心の中で、

「あれだけ無数に穴が開いているのだから、もう地中から出てこないだろう。」

と、思いましたが、もしかしたら1匹くらいは出てくるかもしれないなぁと、その日の夜に再度公園へ出かけることにしました。

 

子供たちがちょうど蝉に興味があるらしく、蝉の幼虫が羽化する場面を子供たちへ見せてあげようとなったのです。

自宅で図鑑の写真を指差しながら、

「これは、ヒグラシ。

これは、アブラゼミ。

これは、ツクツクボウシ、これは、クマゼミ。

わかった?」

と、何度も何度も私たちに教えてくれるので、幼虫から成虫へ羽化する場面を見せてあげようという事になりました。

 

自宅を出る前に虫刺され対策を行い、子供たちへ夜の公園で気を付ける事が伝えられました。

1、歩く時は、足元に幼虫がいないことを確認してから足を出す事。

2、羽化の途中で蝉の羽や体を触らない(羽が正常に開かなくなり、飛べなくなる)。

3、見つけてもあまり頻繁にライトで照らさない。

 

公園へ到着し、みんなで足元に気を付けながら樹木の下や枝にいないか探してみました。

私は発見することは難しいだろうと思っていましたが、5分程で枝を動いている1匹目の蝉の幼虫を発見しました。

その後、地面を移動している幼虫など3匹ほど発見することができました。

私も20数年ぶりに生の蝉の幼虫を見たので、懐かしい気持ちと頑張れ!という気持ちになりました。

  

枝を動いている蝉の幼虫が羽化をはじめました。

しばらく観察していましたが、2~3時間近くかかる為、観察を途中で切り上げて皆で帰ることにしました。

 

最後までは観察出来ませんでしたが、子供たちも満足した顔をしていました。

コロナ過で自粛生活が続き、休日も一緒に外へ出かける機会がめっきり減っています。

子供たちの夏の思い出の1つとなれば、親としては嬉しいなと思っています。