現場だより

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こんにちは。

工事部のIです

今回は現場で行った現場見学について書きたいと思います。

 

現在携わっている現場は、私を含め4人の現場担当者で施工管理を行っています。

小学校の部分改修工事、6階にプールが付設された教室棟と付属の給食棟の建設施工を行っています。

この度、生徒さんに工事状況をお知らせするだけでなく、将来の建築への興味を抱いてもらう趣旨で現場見学会を試みました。

 

見学会の対象の学年は2年生から5年生まで。

そこで、事前準備として小学生に理解しやすいように、説明書等の漢字に読みカナを添付しました。

また、建築用語は解りにくいと思われましたので、例えば鉄筋を鉄の棒と読み替えたりしながら説明するようにしました。

 

見学会は先ず、教室で工事開始から今に至るまでの進捗、見学時の注意事項をビデオで説明しました。

 

H所長の立案でBIM(3Ⅾ形式で仕上がり状態を表せるソフト)で作成した画像を説明に使いしました。

図面よりも立体的に見れるので分かりやすかったのではないでしょうか。

 

実は工事の中で面白い事件がありました。

私たちが基礎工事をしている中、突然その現場内に亀が出現したのです。

どこから現れたのか不明だったので職人さんたちも慌てましたが、実は学校の教室の水槽で飼っていた亀がしばらく前から行方不明になっていたそうです。

先生方、生徒さんたちも行方を探されていたそうなのですが、見つからず、なぜか私たちの現場に現れたとのことでした。

普段は水槽内でノソノソ動いている亀ですが、とてつもない行動力があることに驚かされました。

こんなエピソードも交えながら、説明すると皆さん熱心に聞いてくれました。

 

現場見学時の質問では、意外と工事の流れや部材名の質問等が積極的にありました。

小学生だからと、油断できない、とても有意義な見学会になりました。

 

見学会が終わり、後日通学路や学校内を移動していると見学会ありがとうございましたとお礼の挨拶を交わしてくれる生徒さんがいました。

そういう言葉を聞くと、私たちも見学会を行って良かったと感じさせられます。

現場も高齢化が進み、各職種で若い働き手が少なくなってきています。

この現場見学会をきっかけに、将来建築現場の担い手が育ってくれればいいなと思います。