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人生の扉

人生の扉

こんにちは。

工事部のKです。

 

今回は、最近シティポップと呼ばれている曲でとても印象深い1曲について紹介したいと思います。

それは竹内まりやさんの、「人生の扉」と言う曲です。

発売されたのは、今からさかのぼること約20年前の2007年で、アルバムに収録された曲になります。

竹内まりやさんの曲はいい曲が多いです。

 

だけど、この曲は全く知りませんでした。

初めて聞いたのは、朝のラジオ番組で紹介された時でした。

何気なく聞いていたのですが、歌詞が凄く気になる曲でした。

 

昔は響かなくても今は響く、ということが多々あり、初めて聞くタイミングで響くか否かは偶然の出会い、そんな曲に出会えたと思いました。

なんでこんなに良い曲を今まで知らなかったんだろうと聞きながら鳥肌が立つほど衝撃で、メロディの心地良さと、なんて良い歌詞なんだろうと思いました。

 

春がまた来るたび ひとつ年を重ね、目に映る景色も 少しずつ変わるよ

陽気にはしゃいでた 幼い日は遠く、気がつけば五十路を越えた私がいる
……歌詞より

 

冒頭では、季節の移ろいと、そこから感じとる年齢の変化が、優しい視点で表現されているように感じます。

そして、歳をとる=マイナスという印象を与えるのではなく、積み重ねる時間の尊さを伝えているようにも感じます。

また目に映る景色も少しずつ変わるよ・・・・・・という節では、同じ景色であっても年齢や心の状態によって感じ方が変わってくるという人生の不思議さが込められていいます。

日々を丁寧に過ごす中でこそ気付ける、変わっていく事の価値を静かに示しているようです。

この曲が発売された頃、実際に竹内さんが何歳だったのかわかりませんが、思い出話をするかのような歌詞になっているように感じます。

 


I say it's fun to be 20(20歳は楽しい)

You say it's great to be 30(30歳になるのは素晴らしいとあなたは言う)

And they say it's lovely to be 40(みんなは40歳が素敵だと言う)

But I feel it's nice to be 50(でも50歳になることもいいと思う)
…‥歌詞より

 

若い頃も楽しかったけど、どの年代も素晴らしいと思います。

年を重ねることは楽しいと語られているように、

20代はfun(楽しい)、30代はgreat(素晴らしい)、40代はlovely(素敵な)、50代がnice(悪くない)・・・・・・

年齢が進むにつれ、楽しさや情熱ではなく、落ち着きや味わい深さが人生に加わっていく様子が感じ取れます。

 

自分自身に当てはめるように振り返ってみると、20代は楽しむどころではなく、大変な記憶が数多く蘇ってきます。

特に20代前半は失敗やうまくいかないことの連続で、色んな方に迷惑をかけてしまい、自分自身にとっては暗黒時代でした。

しかし中盤から後半は、仕事に対して自信をもてるようになった時期になりました。

振り返ってみると、あの暗黒時代の経験は本当に思い出したくないですが、あの経験は今に生きていると思います。

 

30代は、いろんな経験をさせてもらいました。

大阪以外の土地で仕事をすることはないと思っていましたが、2回も地方で仕事をさせてもらいました。

当時としては大きなプロジェクトはそれ自体もいい経験となりましたが、会社の仲間や協力業社さんが身近にいることの大切さも学べたことはとてもよかったです。

 

40代は、他部署の経験をさせてもらったことで違う視点で仕事を見ることができたと思います。

50代は、今年でいよいよラストイヤーとなり、裏方の仕事が多くなりました。

自分が経験したことで、自分自身が一番難儀したことやつらかったことを次世代に繰り返して欲しくない思いで仕事をしています。

 

この先いったい何度 見ることになるだろう

ひとつひとつ 人生の扉を開けては感じるその重さ

ひとりひとり 愛する人たちのために生きてゆきたいよ
…‥歌詞より

 

大人になり歳を重ねていくと、1年が本当に短く感じます。

だけど桜や紅葉など季節は1年に1回でそれ見るごとに年をとっていく・・・・・・。

季節の行事を何度見れるのか。

まわりのみんなと一緒に見れるのは数えるほどなのかも。

深読みすると少し寂しい気持ちになりますが、1年1年を大切に生きようよというメッセージに思えて心がとても救われます。


I say it's fine to be 60(60歳でもいいと思う)

You say it's alright to be 70(あなたは70歳でも大丈夫って言う)

And they say still good to be 80(それに80歳になっても元気だと言われる)

But I'll maybe live over 90(でもたぶん90歳以上は生きれると思う)
…‥歌詞より

 


60代から90代にかけては、健康や生きることへの意思みたいなものが感じとれます。

老いを恐れるのではなく、それもまた人生の一部として肯定的に受け入れていることが伝わってきます。

サビはこれからの人生のことで未来予想をしてる歌詞なのかな・・・・・・。

50代までも楽しかったけどこれからの人生も大丈夫だと、元気に過ごせば90歳以上生きれると楽しみで仕方ない感じが伝わってくるようです。

 

「人生の扉」は、年齢を重ねるごとに変わっていく感情や価値観の流れを優しく力強く描いています。

そして人生の通過点を丁寧に描いているように感じ取れます。

自分の今と照らし合わせると、時間経過を受入れながら、その中のある喜びや悲しみを肯定している点がとても共感出来ます。

 

響く曲というはその時の環境や気持ちで違うので、響いた瞬間に書き残すのがいいのだろうと振り返ることができました。

そのためには長生きできるよう、今この瞬間を楽しむこと、楽しいを継続することが大事と自分なりに解釈してみました。

 

今後は衰えが加速すると思うと長生きすることは幸せなのかなと感じてしまうこともあったりします。

ただ弱ること、衰えることと人生を楽しむことは無関係と思いますし、高齢になってから人生謳歌する人も多くいると思います。

自分がこの先、年を重ねていったとき、どういう状況かは不透明ですけど、その年齢や時代にしかできないことを今この瞬間を思いっきり楽しめる人生にしたいと思います。