PHILOSOPHY長工務店の基本理念

『ありがとう』の溢れる会社を創ろう
社員の仕合せと、
社員の仕合せを通じての社会貢献

  1. 社員をはじめ会社に関わる人々を仕合せにする会社
  2. 長期にわたって安定的に成長する会社
  3. 社員の社会性と人間性を育む会社

「幸福」といっても、人それぞれ千差万別の考え方があろうかと思います。
しかし、これだけは確かだと言えるのは、「人様に支えられる」幸福であると考えています。これを『ありがとう』という言葉に表しています。
感謝し感謝されることによって人は幸福になる。自己価値をみいだすことができるのです。
本来、日本人は自分が属する組織の中で、その組織やその組織の人々に貢献することを、支え合うという意味での「仕合せ」と考えてきました。それが戦後、人の繋がりが希薄になるにつれ、本来分けることのできない筈の個人と組織を分けて考えるように変化してきました。さらにバブル期以降には、自分の得になるように上手に手を抜いて成果をあげることが褒め称えられる世相になってしまいました。

しかし、今でも人々が潜在的に求めているものは人と人との繋がりであろうと思います。
「『ありがとう』の溢れる会社」にするためには、当社に関わる人々(社員、顧客、ビジネスパートナー)が有機的な繋がりを持てるような会社にしていかねばなりません。
また、特に「信頼」と「安心」が差別化要因になる建設業の場合は、有機的な人間関係が必要となります。人間関係を育てるには時間がかかります。それだけに安定的な成長が最も相応しいと考えています。

また、「『ありがとう』の溢れる会社」創りのためには、社員の社会性と人間性を育むことが不可欠です。
社会性とは自分が「支えられている存在」であることを認識する能力です。言わば「おかげさま」を知る力です。人間性とは、自分も至らない存在であることを自覚し、相手の至らないところを許す力です。この力を育んでいくことが大変重要なことです。
顧客満足はほとんどすべての会社が言っていることだと思いますが、それが本物になるためには、最も近いところにいる会社の仲間を大切にできなければなりません。それができなければ、顧客満足はハリボテになってしまうと考えています。
今後もこれらの理念を更に徹底し、当社がめざす理想的な会社を実現していくよう社員各自の仕事観・人生観に根ざした取り組みにより社員満足と顧客満足を高め、あるべき企業風土を創り出して行きたいと考えています。

Management Quality営品質の取組み

お客様本位
企業の価値は、仕事を通じてどれだけお客様に喜んでいただけるかという点によって決まると言っても過言ではありません。それでは建設業において、お客様に喜んでいただくということはどういうことでしょうか。
当社は年間でいくつもの建物を手掛けています。ともすれば建物を単なる商品と捉えてしまう可能性もあります。しかし、当社の目指すお客様本位は、建物を単なる商品ではなく、お客様にとってかけがえのない物であると認識することから出発します。建物を一棟建てるだけでも、多大な資金と時間が必要になります。お客様が何十年も資金をため、熟考に熟考を重ね、ようやっと実現の足掛かりをつかんだ、そんな仕事が当社ではほとんどです。単なる商品とは思い入れが全く違います。その思いを過たず捉え、実現させることでお客様に心から喜んでいただける建物作りができるのです。
当社は単なるセールストークに終わらない、本当の意味での「お客様本位」の実現を目指しています。スピードを重視した24時間クレーム対応体制、10年間の長期保証制度を確立しております。また施工時のみならず、アフターメンテナンスにおいても品質の向上・サービスの拡充を目指して、独自の協力会社との協働体制を構築するなど、「安心」と「信頼」を実現しております。
社員重視
社員は会社の規則によって働くのではありません。いくら優れた仕組み、規則を作り上げても、社員がそれに応じて働いてくれるとは限りません。それでは人は何に拠って働くのでしょうか。当社では、会社の風土、社員一人一人の繋がり、「縁」こそが社員のモチベーションであると考えています。
会社に集った仲間たちの間に素晴らしい関係性が出来ていれば、自然とその仲間のために働こうという気持ちになってくるでしょう。そんな気持ちで働くことが感謝を生み、更にそれが助け合いという形で返ってきます。この好循環を生む関係性をつくるには社員同士にお互いを尊重しあう気持ち、お互いを思いやる気持ちをもつことが大切になります。当社はそうした風土作りに取り組み、社員一人一人が自律的に働く人材になれるよう努めております。
月例会の開催、ネットワーク上での社員間の頻繁なやりとり、社員推薦による社員表彰の活発化など、社員の自主性を引き出す取組みを数多く実施しております。こうした取組みは、組織の風通しのよさを生み、業務遂行のしやすさ、ビジネスパートナーも含めたチームとしての助け合いの土壌を形成します。

SOCIAL CONTRIBUTIONS会との調和

どんな企業であっても、会社を取り巻く社会のことを無視して活動し続けることはできません。自社の利益だけを追い求めて、公共に奉仕することを怠る企業は遅かれ早かれ事業を続けることが出来なくなるでしょう。企業にとって、利益以上にモラルが重要な時代になっているのです。
社会的なモラルが高い企業というのは、企業として社会で果たす役割を自覚している企業とも言えるでしょう。当社もそのような企業であることを目指して、建設という仕事を通じて社会に貢献していくことを任じています。特に建設業はその仕事において、騒音や振動など、地域に対して少なからぬ悪影響をもたらすという側面があります。だからこそ、より一層地域社会のお役に立つことが大切であると考えております。
現場作業において安心と安全に焦点を当てた活動は勿論のこと、ビジネスパートナーとの日々の工事現場清掃活動やBCPの策定、消防署への協力など、自社の経営資源を活用した活動を展開し、地域から信頼される建設会社を目指しています。

社会貢献の取組み
お客様にとって、その土地に夢を描き、実現していく過程で必ず乗り越えなくてはならないのが、周辺住民の工事に対する理解を得ることです。建設という仕事は、工事中は周辺環境に大きな影響を与えながら進められます。だからこそより一層、現場の周辺地域に対する社会的責任が求められます。
建設に関わる企業として、周辺住民にとっても、安心できる建設会社と認識していただくことが、当社の社会的使命となります。その使命を果たす目的により、次のような取組みを行っております。

24時間365日の待機体制

当社は、24時間待機体制を整えています。台風が接近してきた場合は、その規模や進路に等の状況により、24時間体制で待機し、緊急連絡網により対応可能な状態としております。また、お客様の建物に何か不具合があった際にも、即応できる体制を整えております。

BCPの策定

近年、南海地震への危機感の高まりを受けて、建設会社に対しても震災対策において果たす役割への期待感が高まっています。そのため災害、事故等が発生した場合に備えて、地域のみならず、当社で働く社員、その家族、施工協力会社やお客様の安心と安全を守る仕組み(事業継続計画:以下BCP)を策定しました。
当社の施工協力会社と協力して、社員やその家族の安否確認、地域の復旧作業や施工中物件の早期再開と品質管理、自社施工物件の被害状況確認と得意先の復旧支援をマニュアル化しております。また、定期的に、施工協力会社も一緒になって、マニュアルに従った訓練を行い、マニュアルや対応速度を継続的に改善していく体制を作っております。
またこれに伴って、現場でも緊急時に対応できるように、現場社員が中心となって職方と一緒に、定期的な防災訓練も実施しております。

清掃活動の奨励

本社所在地周辺の道路を、社員によって清掃する活動を実施しております。同様に、各工事現場周辺の清掃についても、社員と施工協力会社が一体となって実施しています。
これは地域へのご恩返し・感謝の意味もありますが、清掃する者自身の気持を新たにする効果も期待して行っております。

現場見学会の開催

当社では特に公共工事を施工する場合に、地域の小学生や幼稚園児、保育園児らが建設業に触れる機会を持つことを目的として、見学会の開催を推進しています。
見学会は園児たちの家庭に、建設現場への理解を深めていただき、安心感を持っていただくことにも繋がります。そして、将来的には子供達の中から新たに建設業界を志す人が育ってほしいという願いも込めて開催しております。

消防署への訓練場の提供

当社は地域の防災支援の一環として、消防署への訓練場の提供も行っています。
火災やその他の災害が発生した場合、消防員は建物を破壊して進入する必要がありますが、その実地訓練は建物を破壊してしまうため、なかなか行う機会が少ないそうです。そのため、当社は解体のご依頼を頂いた際は、解体作業の着手前に消防署に連絡し、実地訓練の場を提供することとしています。